資格取得

情報セキュリティマネジメント試験 合格体験記|ITパスポートの次に狙うべきIPA試験

ITパスポートに合格したあと、次にどのIPA試験を受けるべきか。基本情報技術者試験へ進む前に、情報セキュリティマネジメント試験でセキュリティ分野を深掘りするルートをおすすめする理由と、約1か月で進めた勉強法をまとめます。

資格取得シリーズを見る

はじめに

ITパスポートに合格したあと、次にどのIPA試験を受けるべきか。

多くの人は、次の候補として基本情報技術者試験を考えると思います。

もちろん、基本情報技術者試験に進むのは王道です。システムエンジニアとしてキャリアを積んでいくなら、基本情報技術者試験は避けて通れない資格のひとつだと思います。

ただ、私がおすすめしたいのは、ITパスポートの次にいきなり基本情報技術者試験へ進むのではなく、まず情報セキュリティマネジメント試験を受ける流れです。

情報セキュリティマネジメント試験は、IPAの試験区分ではレベル2に位置付けられています。

ITパスポートの次のステップとして、非常に相性が良い試験だと感じました。

なぜ基本情報技術者試験ではなく、情報セキュリティマネジメント試験なのか

ITパスポートに合格したあと、次に基本情報技術者試験を受けるのは自然な流れです。

ただ、基本情報技術者試験は範囲が広く、アルゴリズムやプログラミング、コンピュータシステム、ネットワーク、データベース、セキュリティ、マネジメント、ストラテジなど、幅広い分野を学習する必要があります。

一方で、情報セキュリティマネジメント試験は、その名前の通り、情報セキュリティ分野に重点を置いた試験です。

ここが大きなポイントです。

基本情報技術者試験にも、情報セキュリティ分野は出題されます。つまり、情報セキュリティマネジメント試験を勉強することで、基本情報技術者試験のセキュリティ分野の対策にもつながります。

ITパスポートでIT全体の基礎を学ぶ。次に情報セキュリティマネジメント試験で、セキュリティ分野を深掘りする。そのあとに基本情報技術者試験へ進む。

この流れは、かなり現実的だと思います。

セキュリティはすべてのSEに必要な知識

システムエンジニアとして働くうえで、セキュリティの知識は必須です。

開発、保守、運用、設計、テスト、マネジメント。どの立場であっても、セキュリティを無視して仕事をすることはできません。

たとえば、現場では次のような場面があります。

これらは、セキュリティ担当者だけの仕事ではありません。

開発者であっても、保守担当であっても、プロジェクト管理側であっても、セキュリティの基本知識は必要になります。

そのため、情報セキュリティマネジメント試験は、ITパスポートの次に受ける資格として非常に実務に近いと感じました。

勉強期間は約1か月

私が情報セキュリティマネジメント試験の勉強に使った期間は、約1か月でした。

勉強方法は、ITパスポートのときとほとんど同じです。

1週目:試験対策本を1冊読む
2〜4週目:過去問道場で過去問をひたすら解く

まず、最初の1週間で試験対策本を1冊読みました。

この段階では、すべてを完璧に暗記するというよりも、試験範囲の全体像をつかむことを意識しました。

情報セキュリティマネジメント試験では、セキュリティ用語だけでなく、リスク管理、情報資産、脅威、脆弱性、インシデント対応、組織内のルール、委託先管理など、管理面の考え方も多く出てきます。

そのため、まずは1冊を通して読み、どのような観点が問われるのかを理解しました。

残り3週間は過去問道場で演習

試験対策本を読んだあとは、残りの3週間で過去問道場を使って過去問を解きました。

本記事では、私が学習時に活用した外部サイトとして過去問道場を紹介しています。各サイトの最新情報・利用条件は、リンク先をご確認ください。

この手の試験は、過去問演習が非常に重要です。

実際に問題を解いていくと、同じような論点や似たような聞かれ方が何度も出てきます。

そのため、私は過去問をひたすら解きました。

問題を見た瞬間に、「これはこの論点だ」「この選択肢は違う」「この用語はこういう意味だった」と判断できるくらいまで、繰り返し解くことを意識しました。

ただし、答えだけを丸暗記するのではなく、なぜその答えになるのかを確認することが大事です。

正解だけでなく、不正解の理由まで読む

過去問演習で特に大事だと思ったのは、正解だけでなく、不正解の選択肢も読むことです。

正解だけを確認すると、理解したつもりになりやすいです。

しかし、不正解の選択肢を読むことで、次のような点が見えてきます。

情報セキュリティマネジメント試験では、似たような用語が多く出てきます。

たとえば、脅威、脆弱性、リスク、リスク対応、インシデント、マルウェア、認証、認可、暗号化、アクセス制御などです。

これらをなんとなく覚えているだけでは、選択肢で迷います。

不正解の理由まで確認することで、用語の違いが整理され、学習がかなり進みました。

過去問を体に染み込ませる

私の勉強方法は、とにかく過去問を解きまくることでした。

問題を見て、答えをすぐに当てられるくらいまで繰り返します。

もちろん、ただの暗記になってしまうのはよくありません。

ただ、資格試験では、頻出論点に慣れることがとても重要です。

何度も問題を解いていると、試験で問われやすいポイントが見えてきます。

「この用語はよく出る」「このパターンはひっかけられやすい」「この表現が出たら、この考え方を使う」という感覚が身についてきます。

この状態になると、本番でも落ち着いて問題を解けるようになります。

ChatGPTを使えば、理解はさらに深められる

今なら、過去問道場とChatGPTを組み合わせる勉強法も有効です。

過去問道場で問題を解く。間違えた問題の解説を読む。それでもわからない用語や考え方があれば、ChatGPTに質問する。

この流れで勉強すると、理解がかなり深まります。

たとえば、次のように聞くと便利です。

情報セキュリティマネジメント試験向けに、
「脅威」「脆弱性」「リスク」の違いを初心者向けに説明してください。
この選択肢がなぜ不正解なのか、
情報セキュリティマネジメント試験の観点で説明してください。
認証と認可の違いを、現場SE向けに例を使って説明してください。

情報セキュリティ分野は、似た用語が多いです。

そのため、わからない用語をそのままにせず、調べながら学習することが大切です。

ITパスポートの次に情報セキュリティマネジメント試験をすすめる理由

ITパスポートの次に情報セキュリティマネジメント試験をすすめる理由は、次の3つです。

1つ目は、ITパスポートからのステップアップとして難易度がちょうどよいことです。

ITパスポートで学んだ基礎を使いながら、セキュリティ分野を深掘りできます。

2つ目は、基本情報技術者試験にもつながることです。

基本情報技術者試験にもセキュリティ分野は出題されます。情報セキュリティマネジメント試験を先に勉強しておくことで、基本情報技術者試験のセキュリティ対策にもなります。

3つ目は、実務で役立ちやすいことです。

セキュリティは、開発者、保守担当、運用担当、管理者、どの立場でも必要になります。

ITパスポートで広く基礎を学び、情報セキュリティマネジメント試験でセキュリティを強化する。

この流れは、社会人SEにとってかなり相性が良いと思います。

基本情報技術者試験に進む前の準備にもなる

基本情報技術者試験は、ITパスポートよりも難易度が上がります。

特に、アルゴリズムやプログラミングに苦手意識がある人は、いきなり基本情報技術者試験に進むと負担が大きいかもしれません。

その場合、情報セキュリティマネジメント試験を間に挟むことで、資格勉強の流れを継続できます。

ITパスポートで合格体験を得る。情報セキュリティマネジメント試験でレベル2の試験に合格する。その後、基本情報技術者試験に挑戦する。

この流れなら、段階的に自信をつけながら学習できます。

資格勉強で大切なのは、途中で挫折しないことです。

いきなり高い壁に挑むよりも、段階を踏んで進む方が、社会人には合っている場合があります。

これから受ける人へのアドバイス

これから情報セキュリティマネジメント試験を受ける人には、次の勉強方法をおすすめします。

1. 試験対策本を1冊読む
2. 過去問道場で過去問を解く
3. 正解だけでなく不正解の解説も読む
4. わからない用語は検索する
5. ChatGPTも使って理解を深める
6. 問題を見てすぐ判断できるくらい繰り返す

特に大事なのは、過去問演習です。

試験対策本を読んだだけでは、問題の聞かれ方に慣れません。

過去問を解くことで、出題パターン、頻出用語、ひっかけ方が見えてきます。

そして、間違えた問題を復習することで、知識が定着します。

まとめ

ITパスポートに合格したあと、次に狙うIPA試験として、私は情報セキュリティマネジメント試験をおすすめします。

基本情報技術者試験に進むのも良い選択です。

ただ、情報セキュリティマネジメント試験を先に受けることで、セキュリティ分野を重点的に学ぶことができます。

セキュリティは、基本情報技術者試験にも出題されます。そして、実務でも必ず必要になる知識です。

私の勉強期間は約1か月でした。

最初の1週間で試験対策本を読み、残り3週間は過去問道場で過去問をひたすら解きました。

正解だけでなく、不正解の理由まで確認する。わからない用語は検索する。必要に応じてChatGPTも使う。問題を見てすぐ判断できるくらいまで繰り返す。

この流れで学習すれば、ITパスポートの次のステップとして十分に合格を狙えると思います。

ITパスポートで基礎を固めたあと、情報セキュリティマネジメント試験でセキュリティを強化する。

そのうえで基本情報技術者試験へ進む。

この流れは、資格を積み上げたい社会人SEにとって、かなり現実的なルートだと思います。

参考リンク