情報処理安全確保支援士を2026年度CBTで受験します|日程・変更点・学習計画を整理
2026年度から、情報処理安全確保支援士試験(SC)はCBT方式で実施されます。私自身も今回の2026年度前期試験で受験する予定なので、単なる制度変更のニュースではなく、自分の受験計画として日程、変更点、学習方針を整理します。
この記事は、2026年7月12日時点で公開されているIPA公式情報をもとにしています。申込方法、試験会場、当日の持ち物などは今後追加案内される可能性があるため、受験前には必ずIPA公式ページを確認してください。
結論:2026年度のSCはCBT化後の重要なタイミング
今回の情報処理安全確保支援士試験で最も大きな変更点は、ペーパー方式からCBT方式に移行することです。
ただし、IPAは2026年度からCBT方式へ移行する一方で、問われる知識・技能の範囲、出題形式、出題数、試験時間は変更しないと案内しています。つまり、試験対策の中心は従来どおりセキュリティ知識と長文事例問題への対応です。
一方で、画面上で問題文を読み、キーボードとマウスで解答する形式になるため、紙の過去問を解くだけでは本番の感覚に少しズレが出る可能性があります。
私の方針はシンプルです。
- 科目A-1・科目A-2は、過去問演習で安定突破を狙う
- 学習時間の中心は、長文事例を読み解く科目Bに置く
- 紙だけでなく、PDFや画面上で読む練習も増やす
- 受験後は、問題内容に触れずにCBTの操作感や学習の振り返りを記事化する
私も今回、情報処理安全確保支援士を受験予定です
情報処理安全確保支援士は、セキュリティ分野の知識だけでなく、問題文からリスク、原因、対策、運用上の注意点を読み取る力が問われる試験です。
私はこれまでに基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト、AWS認定デベロッパー アソシエイトを取得してきました。そのため、ネットワーク、クラウド、IAM、暗号化、ログ、監視といった周辺知識はある程度使えるはずです。
ただし、SCは「知っている」だけでは足りません。長文事例の条件に合わせて、なぜ危険なのか、どのように対策するのか、どのログを見るのか、どの権限を見直すのかを文章で説明する必要があります。
以前の不合格経験も踏まえると、今回は科目B対策を最優先にします。
2026年度前期の試験日程
IPAが公開している2026年度前期の情報処理安全確保支援士試験の日程は次のとおりです。
| 区分 | 日程 |
|---|---|
| 申込受付期間 | 2026年10月6日(火)〜2026年10月24日(土) |
| 科目A-1・科目A-2 | 2026年10月17日(土)〜2026年10月27日(火) |
| 科目B | 2026年11月11日(水)〜2026年11月23日(月) |
今日が2026年7月12日なので、科目A-1・A-2までは約3か月、科目Bまでは約4か月あります。
CBT方式になっても、いつでも自由に受けられるわけではありません。会場ごとの予約枠から選ぶ形になるため、申込開始後は早めに科目A群と科目B群の日程を押さえるつもりです。
午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後は、科目A-1・A-2・Bへ
CBT移行に合わせて、SCの科目名称も変更されています。
| 以前の名称 | CBT移行後の名称 |
|---|---|
| 午前Ⅰ | 科目A-1 |
| 午前Ⅱ | 科目A-2 |
| 午後 | 科目B |
名称は変わりますが、試験の本質は大きく変わりません。科目A-1は高度試験共通の基礎、科目A-2はSC専門知識、科目Bは長文事例に対する記述式対策として考えます。
CBT化で変わること、変わらないこと
変わることは、受験方式です。試験会場のPC画面に表示された問題を読み、キーボードとマウスで解答します。自分のキーボードやマウスを持ち込めるわけではなく、メモ用紙や筆記用具も会場で配布され、持ち帰りはできないと案内されています。
変わらないことは、問われる知識・技能の範囲、出題形式、出題数、試験時間です。つまり、暗号、認証、PKI、TLS、Webアプリ脆弱性、アクセス制御、ログ管理、インシデント対応などの学習は引き続き必要です。
むしろCBT化によって、次のような力がより重要になると考えています。
- 画面上の長文を集中して読む力
- 設問と本文を行き来して根拠を探す力
- 限られたメモで情報を整理する力
- キーボード入力で簡潔な答案を書く力
- 本番環境で焦らず時間配分する力
応用情報・AWS資格持ちの自分がどう対策するか
自分の強みは、応用情報とAWS資格で得た基礎知識です。特にIAM、ネットワーク、ログ、暗号化、監視、インシデント対応の考え方はSCにもつながります。
一方で、SCではクラウドの一般論だけでは足りません。問題文に書かれた業務フロー、システム構成、権限設定、ログ取得状況、運用ルールを前提に答える必要があります。
そのため、今回の優先順位は次のように置きます。
| 優先度 | 対策 |
|---|---|
| 高 | 科目B対策 |
| 高 | Webセキュリティ、認証、暗号、ログ、アクセス制御 |
| 中 | 科目A-2の過去問演習 |
| 中 | 科目A-1対策 |
| 低 | 細かすぎる暗記 |
科目A対策より、科目B対策を重視する理由
科目A-1・A-2は、過去問演習と弱点補強を続ければ得点の安定が見込みやすい分野です。もちろん油断はできませんが、対策の型は比較的作りやすいと考えています。
一方、科目Bは違います。設問で何を聞かれているのか、問題文のどこに根拠があるのか、技術的対策なのか運用対策なのかを見極める必要があります。
特に意識したいのは、答案が一般論にならないことです。
「アクセス制御を強化する」「ログを確認する」「多要素認証を導入する」といった答えは、方向性として正しくても、問題文の条件に合っていなければ点につながりにくいはずです。
科目Bでは、問題文に書かれている条件を使って、なぜその対策が必要なのかまで書けるように練習します。
3か月の学習計画
7月中旬〜8月上旬:基礎固め
まずはセキュリティの主要論点を一周します。
- 暗号
- 認証
- PKI
- TLS
- Webアプリ脆弱性
- セッション管理
- アクセス制御
- ログ管理
- マルウェア
- インシデント対応
- クラウドセキュリティ
AWS資格の知識が使えるところは積極的に流用します。特にIAM、ログ、ネットワーク、暗号化、監視の知識は、SCの事例問題でも活きるはずです。
8月中旬〜9月上旬:科目A-2対策
SC専門の選択式問題に慣れる期間です。進め方はシンプルにします。
過去問を解く
↓
間違えた用語をメモ
↓
なぜ間違えたか確認
↓
同じ分野を再演習目標は、安定して7割以上を取れる状態です。科目A-2で不安定な分野は、そのまま科目Bの読解でも弱点になりやすいので、用語の意味だけでなく使われる場面まで確認します。
9月中旬〜10月中旬:科目B対策
ここが本丸です。週2問ペースで、過去の午後問題を解きます。
見るべきポイントは次のとおりです。
- 設問で何を聞かれているか
- 問題文のどこに根拠があるか
- 技術的対策か、運用対策か
- 「なぜそうするのか」まで書けるか
- 解答が一般論になっていないか
SCは、セキュリティ知識を知っているだけでは外しやすい試験です。問題文に書かれている条件を使って答えることを徹底します。
10月後半〜科目Bまで:記述対策集中
科目A-1・A-2が終わったら、科目Bに集中します。
- 1問を時間内に解く
- 解答例と自分の答案を比較する
- 足りないキーワードを確認する
- 「なぜ」「どのように」を補強する
- 画面上で問題文を読む練習を増やす
本番ではキーボード入力になるため、短く、具体的に、条件に沿って書く練習も必要です。
受験後は体験記として更新予定
CBT化後のSCでは、試験問題は非公開で、第三者への開示も禁止されています。そのため、受験後の記事で実際に出た問題文、設問内容、選択肢、解答内容を書くことはしません。
代わりに、次のような観点で安全に振り返る予定です。
- CBT画面の操作感
- 科目A-1・A-2と科目Bの時間配分
- 学習しておいてよかった分野
- 想定より難しかった点
- 科目Bで必要だと感じた力
- 次に受ける人へのアドバイス
まずは7月の受験宣言としてこの記事を公開し、8月以降は学習ログとして進捗を残していきます。
