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2026年度から応用情報はCBTへ。SEの勉強方法はどう変えるべきか?

2026年度から、応用情報技術者試験はCBT方式での実施に移行予定です。試験で問われる知識や技能の範囲、出題形式、出題数、試験時間は大きく変わらない予定ですが、受験日の選び方、画面上での解き方、時間配分の意識は変える必要があります。

この記事では、IPA公式情報を前提に、現場SEが応用情報を受けるなら勉強方法をどう調整するべきかを整理します。

なお、試験制度や日程は今後更新される可能性があります。受験前には必ずIPA公式ページの最新情報を確認してください。

1. 2026年度のIPA試験で変わること

IPAは、2026年度から応用情報技術者試験、高度試験、情報処理安全確保支援士試験をCBT方式へ移行する予定と公表しています。

応用情報技術者試験のページでも、2026年度からCBT方式へ移行予定であること、試験で問う知識・技能の範囲そのものに変更はないこと、出題形式・出題数・試験時間も同様に変更はないことが案内されています。

つまり、受験者目線で大事なのは次の整理です。

「CBTになるから別試験になる」と考える必要はありません。

一方で、「中身が変わらないなら勉強方法も完全に同じでよい」と考えるのも危険です。紙の問題冊子に線を引く、ページを行き来する、設問全体を俯瞰する、といった従来の解き方がそのまま使えるとは限らないからです。

2. 応用情報・高度試験・SCの実施予定

2026年度の応用情報技術者試験、高度試験、情報処理安全確保支援士試験は、従来の春期・秋期という表現ではなく、前期試験・後期試験として実施予定です。

IPAの申込み案内では、従来の春期試験で実施していた試験区分を2026年11月頃の前期試験として、従来の秋期試験で実施していた試験区分を2027年2月頃の後期試験として実施予定とされています。

また、試験は一定期間内に複数日で実施される予定で、科目A群と科目B群は実施期間を分けて実施予定です。申込み時には、科目A群と科目B群を同時に予約する予定であることも案内されています。

ここで注意したいのは、「CBTだからいつでも受けられる」とは限らない点です。

基本情報技術者試験や情報セキュリティマネジメント試験のような通年型の感覚で油断すると、予約枠や実施期間に合わせた学習計画が崩れる可能性があります。

現実的には、次のように考えるのが安全です。

3. CBTで変わる時間配分

CBT化で最も意識したいのは、時間配分です。

試験時間が同じでも、紙とPC画面では問題の見え方が変わります。特に午後問題は、本文、設問、表、図、選択肢、解答欄を行き来しながら解くため、画面上での確認に慣れていないと時間を失いやすくなります。

紙の試験では、問題冊子に線を引いたり、余白にメモを書いたり、ページを指で押さえたりできます。CBTでは、同じ感覚で解けない可能性があります。

そのため、普段の演習から次のように変えておくとよいです。

応用情報の午後は、知識勝負というより「時間内に必要な情報を拾い、設問に合う形で答える試験」です。

CBTでは、問題文を読む速度だけでなく、画面上で迷子にならない力も必要になります。

4. 午前対策は過去問中心でよいのか

午前対策は、引き続き過去問中心でよいと考えています。

理由は、CBT化しても問われる知識・技能の範囲そのものに変更はない予定だからです。テクノロジ、マネジメント、ストラテジの広い範囲を効率よく固めるには、過去問演習が最も現実的です。

ただし、過去問の使い方は少し変えた方がよいです。

紙で解く練習だけでなく、画面で問題を読み、選択肢を比較し、間違えた用語をその場でメモに残す練習を入れます。

おすすめの進め方は次の通りです。

1か月目:午前問題を中心に毎日解く
2か月目:午前の弱点補強と午後問題の演習を並行する
3か月目:午後問題を中心に、本番時間で解く

午前問題は、正解だけでなく不正解の選択肢まで確認します。

応用情報では似た用語が多く出ます。「なぜ違うのか」を説明できる状態にしておくと、初見問題にも対応しやすくなります。

逆に、午前で満点を狙いすぎる必要はありません。午前を安定して突破できる状態にしたら、午後対策へ時間を寄せるべきです。

5. 午後対策で意識すべきこと

CBT化後も、午後対策の本質は変わりません。

午後問題で必要なのは、知識を暗記する力だけではなく、長い問題文から条件を拾い、設問に合わせて答える力です。

特にSEとして受験するなら、次の分野を軸にすると実務経験を活かしやすいです。

午後対策では、最初から全分野を同じ熱量で対策しようとしない方がよいです。

本命の分野を決め、予備の分野を1つから2つ用意します。本番で問題との相性が悪い場合に逃げ道を残すためです。

また、CBTでは画面上で問題文を追うことになるため、普段から「設問に対応する本文の根拠を探す」練習をしておきます。

午後問題の復習では、点数だけでなく次の観点を確認してください。

6. 合格体験記から見た現実的な勉強計画

私の応用情報の勉強計画は、3か月で午前から午後へ重点を移す形でした。

CBT化後も、この基本方針は変えなくてよいと思います。ただし、最後の1か月には「画面で解く練習」を明確に入れるべきです。

現実的な計画は次のイメージです。

12週間前〜9週間前:午前過去問を毎日解く
8週間前〜5週間前:午後の本命分野を決め、分野別に演習する
4週間前〜2週間前:本番時間で午後問題を解く
1週間前:弱点確認、画面での読解練習、公式情報の再確認

社会人SEの場合、平日はまとまった時間を取りにくいです。

そのため、平日は午前問題や用語確認、休日は午後問題の本番演習に分けると続けやすくなります。

CBT化によって、受験日はある程度選べるようになる予定です。ただし、選べるからこそ先延ばしもしやすくなります。

受験日を決める。午後の本命分野を決める。毎週の演習量を決める。

この3つを早めに固定することが、CBT時代の応用情報対策では重要です。

まとめ:勉強内容は同じ、解き方の練習は変える

2026年度から応用情報がCBTへ移行しても、学ぶべき知識が急に変わるわけではありません。

午前は過去問中心で知識を固め、午後は分野選択と記述練習を重視する。これは従来と同じです。

ただし、PC画面で読む、時間内に解く、設問と本文を行き来する、予約日から逆算する。この部分は、CBT時代に合わせて練習方法を変える必要があります。

応用情報は、知識を増やすだけでなく、SEとして設計・開発・運用・マネジメントを広く見直すよい機会になります。

CBT化を不安材料として見るだけでなく、学習計画を立て直すきっかけにしていきましょう。

参考リンク

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