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簿記3級 不合格体験記|予算管理のために挑戦したが、2週間の勉強では全然足りなかった話

予算管理に役立てるために日商簿記3級へ挑戦したものの、不合格になった体験記です。簿記の知識不足だけでなく、CBT操作や時間配分を知らなかった失敗も含めて、社会人SE目線で振り返ります。

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公式情報では、日商簿記3級は商業簿記3題以内・60分・70%以上で合格です。ネット試験では、仕訳問題はプルダウン方式で、金額や勘定科目名を入力する問題も出題されます。受験前には日商簿記検定の公式情報を必ず確認してください。

はじめに

予算管理をするために、簿記の知識が必要だと思い、簿記3級に挑戦しました。

システムエンジニアとして働いていると、工数、予算、見積、原価、売上、請求、支払など、お金に関する言葉に触れる機会があります。

普段はシステム開発や保守を中心に仕事をしていますが、プロジェクトを管理する立場になると、技術だけでなく数字を見る力も必要になります。

そのため、「簿記3級くらい取っておくと、予算管理にも役立つのではないか」と思い、受験することにしました。

しかし、結果は不合格でした。正直に言うと、簿記3級を少し舐めていました。

簿記3級を甘く見ていた

簿記3級というと、初心者向けの入門資格というイメージがあります。私も最初はそう思っていました。

「3級なら、少し勉強すればいけるのではないか」「IT系の資格もいくつか取ってきたし、何とかなるだろう」「2週間くらい集中すれば合格できるのではないか」

この考えが甘かったです。

簿記3級は、確かに簿記の入門資格です。しかし、入門資格だから簡単というわけではありません。

特に、経理の実務経験がない人にとっては、仕訳、勘定科目、借方、貸方、試算表、決算整理など、最初から慣れない考え方が多く出てきます。

私は経理をしたことがありませんでした。それなのに、2週間で合格しようとしたのは、かなり無理がありました。

CBT形式は思った以上に時間がない

実際に受験して強く感じたのは、CBT形式は思った以上に時間がないということです。

簿記3級の試験時間は60分です。この60分の中で、第1問から第3問までを解く必要があります。

私は、時間配分の練習を十分にしていませんでした。その結果、本番でかなり焦りました。

第1問をもっと早く終わらせるべきでした。第1問で時間を使いすぎると、第2問、第3問にかけられる時間がどんどん削られていきます。

特に、第3問は情報量が多く、落ち着いて処理する時間が必要です。しかし、私の場合は第3問までしっかり解き切ることができませんでした。

時間配分の練習をしていなかったことが、大きな敗因でした。

CBT試験の操作を知らなかったことも敗因だった

実際に試験を受けて気づいたことがあります。それは、第3問の決算書の空欄に、画面上で直接数字を打ち込めるということです。

私はそのことを事前に知りませんでした。そのため、本番中は渡された計算用紙の上に、必死に表を作って、数字を書き込んでいました。

もちろん、計算用紙に整理すること自体は悪くありません。しかし、画面上の決算書の空欄に直接数字を入力できることを知らなかったため、必要以上に紙の上で作業してしまいました。

途中で、「あれ、これ画面に直接入力できるのか」と気づいたときは、かなり驚きました。同時に、「こういう操作面の情報も事前に知っておくべきだった」と感じました。

簿記3級のCBT試験は、知識だけでなく、試験画面の操作に慣れているかどうかも重要です。

今回の不合格は、簿記の基礎が足りなかったことも大きいです。ただ、それだけではなく、CBT試験そのものへの準備不足もありました。

第1問はさっと終わらせる必要がある

簿記3級では、第1問の仕訳問題を素早く正確に解く力が重要です。第1問で迷っていると、後半の問題に時間が残りません。

私は、本番で第1問を解きながら、「この勘定科目でよかったか」「借方と貸方は合っているか」「この取引は現金なのか、買掛金なのか」と迷う場面がありました。

この時点で、基礎が固まっていなかったのだと思います。仕訳は、簿記3級の土台です。

ここを反射的に処理できるくらい練習していないと、本番の時間制限の中では厳しいです。

第3問まで解き切れなかった

今回の試験で一番痛かったのは、第3問まで解き切れなかったことです。

簿記3級では、第3問に決算整理や財務諸表、試算表など、まとまった処理が出てきます。この問題は、時間がない状態で取り組むとかなり厳しいです。

私は、第1問や第2問で時間を使ってしまい、第3問に十分な時間を残せませんでした。

問題を読んで、資料を確認して、数字を拾って、処理して、入力する。この流れには、思った以上に時間がかかります。

第3問まで解き切れないと、合格点に届く可能性は一気に下がります。簿記3級は、知識だけでなく、60分で解き切る練習が必要な試験だと痛感しました。

2週間の勉強では全然足りなかった

私の勉強期間は、約2週間でした。結果として、全然足りませんでした。

もちろん、もともと経理経験がある人や、簿記の知識がある人なら、2週間でも合格できる人はいると思います。

しかし、経理未経験で、簿記の考え方にも慣れていない状態では、2週間は短すぎました。

簿記は、単語を暗記するだけの試験ではありません。取引を読んで、仕訳に変換する。借方と貸方を判断する。勘定科目を選ぶ。金額を計算する。決算整理を行う。試算表や財務諸表に反映する。

この一連の流れを、手を動かして身につける必要があります。私は、その練習量が足りませんでした。

基礎ができていなかった

今回の不合格で一番感じたのは、基礎ができていなかったということです。

簿記3級では、難しい応用問題よりも、まず基礎が大事です。特に重要なのは、仕訳です。

仕訳が不安定だと、第1問で迷う、第2問で処理に時間がかかる、第3問で数字が合わない、時間が足りなくなる、という悪い流れになってしまいます。

私は、テキストを読んで理解したつもりになっていました。しかし、実際には問題を解く力が足りていませんでした。

読んでわかることと、時間内に解けることは違います。簿記3級では、ここを甘く見てはいけないと思いました。

経理未経験者は、まず簿記の考え方に慣れる必要がある

経理をしたことがない人にとって、簿記の考え方は最初かなり独特です。借方、貸方という言葉も、最初は感覚的にわかりにくいです。

また、現金、普通預金、売掛金、買掛金、未払金、前払金、前受金、売上、仕入、費用、収益など、勘定科目の使い分けにも慣れが必要です。

IT系の資格であれば、用語を覚えて選択肢を選ぶ勉強が中心になることもあります。しかし、簿記は手を動かして処理する資格です。

問題を見て、仕訳を書き、金額を計算し、表に反映する。この作業に慣れないと、本番では戦えません。

失敗から学んだこと

今回の不合格から学んだことは、次の4つです。

1. 簿記3級を甘く見てはいけない
2. CBT形式は時間配分の練習が必須
3. CBTの入力操作も事前に知っておく必要がある
4. 経理未経験なら2週間では短すぎる

簿記3級は、入門資格ではあります。しかし、基礎ができていなければ普通に落ちます。

特に、CBT形式では60分という時間制限の中で解き切る力が必要です。第1問を素早く解く。第2問で詰まりすぎない。第3問に十分な時間を残す。画面入力やプルダウン操作に慣れておく。この練習をしていないと、本番で焦ります。

次に受けるなら、こう勉強する

もし次に簿記3級を受けるなら、私は次のように勉強します。

1週目:簿記の基本を理解する
2週目:仕訳を徹底的に練習する
3週目:第2問・第3問の形式に慣れる
4週目:CBT形式を意識して模擬試験を解く
5週目:間違えた問題を復習する
6週目:時間を測って本番形式で解く

最低でも1か月、できれば6週間くらいは見た方がよいと思います。

まずは仕訳を固める。次に第2問、第3問に慣れる。最後に時間配分とCBT操作を練習する。この順番が大事だと思います。

時間配分の練習が必要

次に受けるなら、時間配分の練習は必ず行います。本番で初めて60分を意識するのでは遅いです。

第1問:できるだけ早く、正確に解く
第2問:詰まったら深追いしすぎない
第3問:まとまった時間を残して取り組む

特に、第3問に時間を残すことが大事です。第1問で迷いすぎない。第2問で止まりすぎない。第3問まで必ず到達する。この流れを体に覚えさせる必要があります。

Udemyや模擬試験で本番形式に慣れるべきだった

今回の失敗を振り返ると、模擬試験形式の練習が足りませんでした。テキストを読むだけでは、本番のスピード感は身につきません。

CBT形式では、画面上で問題を読み、選択や入力を行いながら進めます。紙で勉強しているときとは、感覚が少し違います。

単に知識を覚えるだけでなく、本番で点を取る練習をするべきでした。

SEが簿記を学ぶ意味

結果は不合格でしたが、SEが簿記を学ぶ意味はあると思います。

システムエンジニアの仕事でも、お金の流れを理解する力は必要です。予算管理、見積、原価、売上、請求、支払、資産、費用。こうした言葉は、プロジェクト管理や業務システムの理解にもつながります。

特に、業務システムに関わるSEであれば、会計や販売管理、購買管理、在庫管理などの知識が役に立つ場面があります。

簿記3級は、こうした業務理解の入口としても価値があります。不合格にはなりましたが、勉強したこと自体は無駄ではありませんでした。

これから簿記3級を受ける人へ

これから簿記3級を受ける人には、簿記3級を舐めてはいけない、と伝えたいです。

特に、経理未経験者は、2週間で何とかしようとするのはかなり危険です。テキストを読むだけでは不十分です。

仕訳を繰り返す。第2問、第3問に慣れる。CBT形式を意識する。画面入力やプルダウン操作に慣れる。60分で解き切る練習をする。第3問まで必ず到達する。

ここまでやって、ようやく本番で戦えると思います。簿記3級は、基礎を固めれば十分合格を狙える試験です。ただし、基礎ができていない状態で受けると、普通に落ちます。私自身がそうでした。

まとめ

予算管理に役立つと思い、簿記3級に挑戦しました。しかし、結果は不合格でした。

敗因は、簿記3級を甘く見ていたことです。2週間の勉強では全然足りませんでした。

経理をしたこともなく、簿記の基礎も固まっていない状態で、合格できるほど甘い試験ではありませんでした。

特に、CBT形式は時間がありません。第1問をさっと終わらせる必要があります。時間配分の練習も必要です。第3問まで解き切れないと、合格はかなり厳しくなります。

さらに、私は第3問の決算書の空欄に、画面上で直接数字を入力できることを事前に知りませんでした。渡された計算用紙に必死に表を作って数字を書いていたため、必要以上に時間を使ってしまいました。

今回の不合格で、簿記3級は「入門資格だけど、なめてはいけない資格」だと痛感しました。

次に受けるなら、最低でも1か月、できれば6週間は勉強します。仕訳を固め、模擬試験で時間配分を練習し、CBT形式に慣れてから再挑戦したいと思います。

不合格でしたが、簿記を学ぶ意味はありました。SEとして予算管理や業務理解を深めるためにも、簿記3級は挑戦する価値のある資格だと思います。

受験前の注意

日商簿記検定は、年度や試験方式によって、出題形式、試験時間、受験料、申込方法などが変更される可能性があります。

受験する際は、必ず商工会議所や試験実施機関の公式情報を確認してください。