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アジャイルソフトウェア開発試験Lv.1 不合格体験記|用語暗記だけでは足りなかった話

「SEの資格取得記録」シリーズの不合格体験記です。用語を知っていることと、試験本番で選択肢を判断できることは別でした。アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験Lv.1の1回目で不合格になった体験から、油断したポイントと次に活かす対策を整理します。

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結論:少し舐めてかかったら、普通に落ちた

SEになってから、ITパスポート、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、AWS系の資格など、技術系の資格を順調に取得してきました。

その流れの中で、次はマネジメントや開発手法の知識も身につけたいと思い、アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験Lv.1を受けることにしました。

ネットで調べると、難易度はそこまで高くないように見えました。正直に言うと、少し舐めてかかっていました。

「これまで資格も取れてきたし、Lv.1なら大丈夫だろう」そう思っていました。

結果、1回目の試験は不合格でした。アジャイルの試験は、思ったよりも甘くありませんでした。

なぜこの資格を受けたのか

開発現場では、技術力だけでなく、チームで価値を届けるための考え方も必要になります。ウォーターフォールだけでなく、アジャイルやスクラムの基本を体系的に押さえたいと思ったことが受験のきっかけでした。

また、今後Udemy講座や社内勉強会でアジャイルを扱うなら、自分自身が試験を受けて、どこで迷うのかを体験しておきたいという目的もありました。

受験前の自分のレベル

受験前の私は、アジャイル宣言やスクラムの代表的な用語は聞いたことがある状態でした。一方で、プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者、各スクラムイベントの目的を、場面に応じて説明できるほど深く理解していたわけではありません。

ITパスポート、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、AWS系資格を取得していたことで、資格試験そのものには慣れているつもりでした。その慣れが、今回の油断につながったと思います。

スコアレポートから見えた結果

ここでは、スコアレポートから個人情報にあたる氏名、プロメトリックID、確認コード、確認用URLなどを除き、試験結果のデータだけを整理します。 1回目は総合スコア67で不合格でした。特にプロジェクト管理の正答率が46%で、用語暗記では判断しきれない弱点がはっきり出ました。

Lv.1 1回目不合格

アジャイルソフトウェア開発技術者 レベル1試験

試験日
2026年2月15日
総合スコア
67
分野別正答率
評価分野正答率
基礎知識88%
プロジェクト管理46%
開発チームの運営100%
開発技能69%

2回目の合格体験記やLv.2の不合格体験記は、この資格取得シリーズ内で別記事として整理する予定です。この記事では、Lv.1の1回目でなぜ落ちたのかに絞って振り返ります。

受験料がそこそこ高い

この試験は、受験料が10,000円(税別)です。税込で考えると11,000円ほどになります。

IPA試験の受験料よりも高いため、落ちると精神的にも財布的にも少し痛いです。

受験料を払った瞬間は、少し気合いが入ります。ただし、その気合いが勉強量に変換されるかどうかは別問題です。私の場合、ここで少し油断がありました。

公式テキストを読んで「理解したつもり」になった

公式テキストは存在します。実際に読んでみると、内容はそこまで分厚くなく、1時間程度で一通り読める印象でした。

アジャイル宣言、スクラム、プロダクトオーナー、スクラムマスター、スプリント、デイリースクラム、スプリントレビュー、レトロスペクティブ。用語としては、聞いたことがあるものも多くありました。

練習問題も解いてみると、そこまで難しく感じませんでした。

「これはいけるかもしれない」そう思いました。

しかし、今振り返ると、これは完全に「理解したつもり」でした。

用語の意味を見て分かることと、試験本番で選択肢を判断できることは別です。ここを甘く見ていました。

試験本番で感じたこと

試験当日、問題を見て驚きました。

どれも正解に見える。これが一番の感想です。

明らかに間違いだと分かる選択肢ばかりではありません。どれもそれっぽい。どれもアジャイルっぽい。どれも現場によっては言いそう。

資格試験で一番怖いのは、「知らない問題」ではなく「分かったつもりで迷う問題」だと思いました。

たとえば、スクラムイベントの目的を問う問題でも、単に名前を知っているだけでは足りません。スプリントレビューとレトロスペクティブの違い。プロダクトオーナーとスクラムマスターの役割の違い。アジャイルで計画をどう扱うか。ドキュメントをどう考えるか。

このあたりは、用語を暗記しているだけだと選択肢で迷います。

不合格の原因分析

不合格の原因は、アジャイルを「用語」としてしか見ていなかったことだと思います。

アジャイルは、単なる用語集ではありません。考え方の試験です。

計画を立てる。でも、計画を絶対視しない。変化に対応する。でも、行き当たりばったりではない。ドキュメントより動くソフトウェアを重視する。でも、ドキュメント不要という意味ではない。

このように、アジャイルにはバランス感覚が必要です。

私は最初、言葉の意味を覚えれば何とかなると思っていました。しかし、本番では「この場面なら、どの考え方が一番アジャイルらしいか」を問われているように感じました。

これは、暗記だけでは厳しかったです。

やってよかった勉強法

不合格後にやってよかったのは、簡単そうに見える資格ほど油断してはいけないと認めたうえで、用語を説明できるレベルまで戻って確認したことです。

特にアジャイル系の試験は、答えが単純な知識問題に見えて、実際には考え方を問われます。

「この用語は何か」ではなく、「この場面でどう考えるべきか」が重要になります。

また、公式テキストを1回読んだだけでは足りませんでした。読むだけではなく、なぜその選択肢が正しいのか、なぜ他の選択肢が違うのかを説明できるようにする必要があります。

ここまでやって、初めて試験対策になります。

失敗した勉強法

一番失敗したのは、公式テキストを読んで練習問題を解いただけで「理解できた」と判断したことです。正解した問題でも、なぜ他の選択肢が違うのかまで説明できていませんでした。

アジャイル系の試験では、単語の意味を覚えるだけでなく、現場の状況に対してどの考え方を優先するかを判断する必要があります。ここを軽く見たことが不合格につながりました。

SEの実務にどう役立つか

不合格ではありましたが、アジャイルを学ぶことで、計画、変更、ドキュメント、チーム運営をどう捉えるかを見直すきっかけになりました。

実務では、計画を立てながら変化に対応すること、ドキュメントをゼロにするのではなく必要な情報を残すこと、チームが自律的に改善できる状態を作ることが重要になります。試験対策で迷ったポイントは、そのまま現場の判断にもつながると感じました。

これから受ける人への対策

これから受ける人には、次の対策をおすすめします。

まず、アジャイル宣言とその背後にある原則をしっかり読むこと。ここは試験の根っこになります。

次に、スクラムの用語を単語として覚えるだけでなく、目的と違いを説明できるようにすること。

たとえば、スプリントレビューは何のために行うのか。レトロスペクティブは何を改善する場なのか。スクラムマスターは管理者なのか、支援者なのか。プロダクトオーナーは何に責任を持つのか。

このあたりを自分の言葉で説明できるようにする必要があります。

そして、模擬問題を解くときは、正解だけでなく不正解理由も確認すること。これがかなり重要です。

「なぜこの選択肢は違うのか」を説明できないと、本番で似た選択肢に迷います。

ChatGPT・AIの使い方

ChatGPTを使うなら、単に答えを聞くより、説明させる使い方が良いです。

たとえば、次のように聞きます。

AIに説明させて、自分が理解できるか確認する。これがかなり有効です。

まとめ

アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験Lv.1は、難易度だけを見ると簡単そうに見えるかもしれません。

しかし、油断すると普通に落ちます。私がそうでした。

公式テキストを読んだ。練習問題も解いた。理解したつもりだった。

でも、本番では選択肢がどれも正解に見えました。

この試験で必要なのは、用語暗記だけではありません。アジャイルの考え方を理解し、場面に応じて判断できることです。特にプロジェクト管理の分野は、言葉を知っているだけではなく、どの行動がアジャイルらしいのかを説明できる必要がありました。

不合格は悔しかったですが、自分の理解が浅かったことに気づけたのは大きな収穫でした。

これから受ける人は、ぜひ油断せずに対策してください。特に、正解理由だけでなく、不正解理由まで説明できるようにすることをおすすめします。

アジャイルは、言葉を覚えるだけではなく、考え方を身につけるもの。この試験で一度落ちたことで、私はそのことをかなり実感しました。

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